音にひたる、輝きを浴びる

土曜日は九大コールアカデミーの定期演奏会
アクロス福岡シンフォニーホールまで行ってまいりました

去年から音楽部つながりができたことで
こういう合唱のコンサートにもぼちぼち行ってます
高校時代、一緒に活動していた方々が
もう指導者だとか指揮者だとかのえら〜い方になってて
なんだか感無量（だったりちょっと笑えたり・内緒）

去年、ずいぶん久しぶりに聞いたときには
「筑紫之咏」で、もうすでに涙が出そうで困った困った
今年は幸か不幸かちょっと遅れてしまって泣かずに済んだけど（笑）
二階から入場してくださ〜い！と言われ、こっそり席に着きました
シンフォニーホールいいねえ・・二階席もいい感じ
とはいえ、やっぱりどっぷりと浸かりたくて（笑）
15分休憩の幕間に一階席の前〜のほうに席を移しました

学生指揮の楽しくって元気いっぱいの曲から一転して
松川先生が指揮された「おらしょ」は絹の味わい
先ほどの若さのきらめきがピンと心地よく緊張して
繊細に織られた極上のスカーフにでもなったような・・・

そして常任指揮者横田先輩の「LATIN」はまた一味違う
奔放でありながらそれは若者への働きかけでもあり
ひとりひとりの心のなかに火種を投げかけ
いつしか大きなひとつの美しい炎へと燃え盛るよう
炎、もしくは流れ、あるいは同じ魂を震わせて大きなエネルギーに変えるような・・

One Moment in Time 良かったなあ・・
最後の「雨が降っている・・」っていうような歌詞の曲、泣いちゃったなあ
どうしてかなあ・・
曲も大して知らないし
合唱団のこともそんなに知らないけど
伝わってくるものが半端なくて・・
どこかに自分がいた時間を重ねているのかなあ
合唱に関わっていたころのあのひとたちが
今もそこで歌ってくれてたり指揮してたりしてくださって
う〜んと昔まで、胸の奥底に眠っていた記憶まで引き出してくれるのかなあ・・

「高校に入ってすぐの文化祭で
　なにげなく聞いた音楽部の演奏
　前の席で腕組みしてふんぞり返って聴いてたんだけど
　そこで聴いた音が気になって気になって
　音楽部に入っちゃったよ」

某先輩からそんな話を聞いたような・・
三好晃だったか、はとぽっぽの変奏曲だったか

紛れ込ませてもらったレセプションでは
乾杯もお礼も合唱付き！
やがていくつもの曲がみんなで歌われて
現役もOBもひとつになって同じ歌声を響かせて・・・
ああ・・こんなふうに歌い継ぐ歌があるから一つになれるんだ
そして
ただ歌うだけでなく
食べて飲んで、たぶんいろいろな時間を共有して
時には無駄なこともバカ騒ぎも苦労も一緒にして
それがかけがえのない絆になっていくのだろう
そんなことを感じさせてくれる熱くってあったかくって濃ゆ〜い素敵な会

松川先生のスピーチの一部が印象的
　合唱に携わるひと、縁のある人だけでなく
　今日初めて合唱を聴いたというひとが
　今日の会場にいくらかでもいることが大切
・・というようなお話
それは、合唱に限らない
閉じた世界にならないこと
やっている当事者だけでなく
広く世界に開かれたものにして新しい風を通すことって大切だと思う
部外者のくせにうんうん！って頷いて一生懸命拍手してしまいました（笑）

今回も素敵なステージありがとうございました
でもって
懐かしいひとたちと話してたら「一緒にどうぞ」って
入れていただいて本当にありがとうございました
しかしながら
このところの体力のなさで立ちくらみがして気分悪くなって
途中退場、息子に迎えに来てもらって帰宅
原因は前からの貧血をほおっておいたのがたたったようでした
また歌えるように（飲めるように？・笑）体調整えておきます！